先日行われたスーパーダーツの盛り上がりはほんとにすごかったですね。
特に決勝戦の村松春樹対フィル・テイラーの試合は本当にドラマチックでした。
自分はツイッターをやっていて、
そこでは色々な情報が得られるのでちょくちょく確認するんですけど、
その中で今回気になったつぶやきがあったので、その件に関して書こうと思います。
矢速は重要じゃない?
今日ツイッターを見ていたとき、ドリーさんのつぶやきでこのようなものがありました。
SUPERDARTSで使用されたDARTSLIVE3の矢速計測機能。多くの選手が矢速20〜22キロなのに対しフィルは17キロ。腕の振りは速いのに矢が遅い、それでも力はしっかり伝わっている。特筆すべきは矢速が17キロでほぼ一定だったこと。スローイングか狂わない。矢速計測はフィルの凄さを教えてくれた機能だった。 pic.twitter.com/CWJIeTpcWv
— DOLLY ドリー (@dollyfunklove) 2018年3月20日
ハードダーツの試合を見ていたときに、
ダーツの矢速はそこまで重要ではないと思っていましたが、
先日パーフェクトの試合を観戦したときに、
プロの選手が結構強めに腕を振っていたので、
「やはりダーツの矢速は重要なんだな」と感じていました。
だったんですけど、
ドリーさんのつぶやきにあるように、
他の出場選手よりも、フィル・テイラーは矢速が3kmほど遅いということは、
「矢速」がめちゃめちゃ重要というわけではなくて、
矢速がなくてもダーツに力をしっかりと伝えることができれば、
安定して狙ったところにダーツを刺せることが、
今回の矢速判定機能により明らかになりました。
無駄のない動き
また、ドリーさんの上記のツイートに対するコメントに、このようなものが有りました。
たしかに!
SUPERDARTSでもフィルはどのタイミングでシャッターを切ってもブレてなかったです!
ちなみに村松治樹プロも同様でした。
上手い人は余計な動きをしないんですねぇ。— DOLLY ドリー (@dollyfunklove) 2018年3月21日
過去にプロの選手の試合を何回も観ましたけど、
確かに上手い人は全体的に力が抜けていて、
かつ必要最低限の動きでダーツを投げているので、
体が大きく動くことなく、腕のみが動いている感じですね。
この試合の村松選手を観ていると、頭とか体はほとんど動いていません。
いかに体幹をしっかり持ってダーツをしているのかがわかりますね。
「抜いて投げる」という技術
ドリーさんのツイートに、
「腕の振りは速いのに矢は遅い」と書いてあります。
普通、腕を早く振ったらダーツは速く飛んでしまいます。
なのにどうしてフィル・テイラーはそうなっているのか。
それに関して、このツイートにコメントしている中にこのようなものがありました。
おっしゃる通り「抜く」「滑る」リリースによるものですね。
伝えすぎないことでバレルの飛ぶ力や方向性を安定させてます。
野球のフォークボールやチェンジアップのはまさにPDCプレイヤーの抜くリリースにそっくりだと思います。
ナイス例えです。— DOLLY ドリー (@dollyfunklove) 2018年3月21日
「抜いて投げる」というのは、
なんとなくイメージができました。
野球経験者はもっとわかりやすくイメージできるんでしょうね。
「伝えすぎないことでバレルの飛ぶ力や方向性を安定させています」というのは、
まさにハードダーツ出身の人の考え方だと思います。
過去にストレートバレルに関して記事を書かせて頂きましたが、
「伝えすぎない」というのはこういうところでも生かされているんですね。
やはりハード出身の人は、力を100%伝えて飛ばすのではなく、
力を伝えすぎないようにすることで、
コントロール力を得るという発想なんですね。
ストレートバレルを使うというのも、その中の一つなんでしょうね。
まとめ
今回はドリーさんのツイートの引用ばっかりになってしまいましたが、
自分にとってはものすごく参考になったので、
今回このテーマで記事に書かせて頂きました。
最近はダーツを投げるときに力んでしまっていることが多いので、
抜いて投げるという意識を入れて練習をしようと思います。
おわり
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